ちょっと時期外れのネタも混じっておりますが、よろしくお願いします。
お久しぶりです。ま、色々あってこんなにブログの間が開いてしまいました。
少し落ち込むこともあって一人になろうとしていたのですが、やはりこういう時に人はわかるなぁ…って感じです。
多少孤高の人を気取ってはいたのですが、人は一人で生きるものではないとつくづく感じさせられる初見の人ととの出会いもありました。
一人にさせまいとしてくれる人と、離れていく人の違いです。自分語りをあんなに深くまで問い詰められた事も無かったですし、どんどん自分が裸にされていくような経験もはじめてですし、やられちゃったなーって感じです。
そんな事もあって“死ぬ時に手を握ってありがとうをいうリスト”と言うのはそうそう軽く更新できないもんだという事を思い知らされました。
最近の一番の収穫はその方のおっしゃった“もっと自分を好きになりなさい”です。
…ってな重い話ではなくて。
古い順にテネットから。
順行と逆行の時間挟撃作戦なんてアイデアがどこから湧くのかクリストファー・ノーラン監督の頭をかち割って覗いてみたいもんですが、このぼんやり見ていたら見事に置いてきぼりを喰らう映画の歩き方をわが友人が見事なフローチャートに仕上げたんです。映画館に8回通って暗闇でメモを書き留めた努力の結晶です。
いざこうやって時間軸を把握しながら各シーンを確認していくとオヤオヤ?と思うシーンも多々出てきます。
ここでキャットのマスクはいる?とかこのビルはいつ建てられたの?とか。
さあ、皆さんも再度テネットの見事なタイムトリックに酔いしれましょう。
縦軸がきっちり時間軸になっています。残念ながらこの努力の結晶はここではっきりとはお見せできませんことをお許しくださいませ。
そして時は流れて現在。
とうとうジャスティス・リーグのザック・スナイダーバージョンがリリースされました。
4時間という超大作。
そもそもがお嬢さんの死亡でザック・スナイダー監督はジャスティス・リーグの監督を途中で降板しています。
で、その劇場版は…というと、私が望んだザック・スナイダー節からは程遠い出来上がりでした。
その後アメリカ本土で始まったザック・スナイダーバージョンの開示請求にも署名したくらい本気で望んでいたのです。
最初はそもそもザック・スナイダーカットなど無いとワーナーも拒否していたのですが、後を引き継いだジョス・ウェドン監督と演者との間の確執等も表面化したり、実際問題としてあの軽さには耐えられない等々世論に負けて再撮影も含めザック・スナイダーカットが実現したんです。
このザック・スナイダーカットは亡くなられたお嬢さんに捧げられています。4時間正座で観ましょう。
画面比率がスタンダードの4:3で撮影されていることの再現であるとか、フラッシュのしっかりとした扱いであるとか言い出したらキリがないほどあの劇場版ジャスティス・リーグとは似て非なるものになっています。他のスーパーヒーロー映画にはみられない血しぶき感であるとか、汗臭さであるとか魅力的な作品に仕上がっています。
これでようやくスナイダー節のクイック&スローな演出や煙を弾きながら落ちていくでかい薬莢やらのキモチ良いカットを素直に喜んで見れます。
見飽きた感のあるスーパーマンでさえも別次元の美しさ。むさくるしいバットマンの狂気さえも孕む矜持。たっぷり見れるようになったサイボーグの苦しみと解放。アクアマンの葛藤、セクシー以外の何物でもないフラッシュの美しさ。無敵の女ワンダーウーマンの痺れるかっこよさ。子供レベルの語彙力で絶賛しておりますので、そこに流れるパッションを深読みしていただければ光栄です。
ついでなので、手元にあるブルーレイを並べて撮影してみた。
右から、今回の話題の出だしであったTENET、イギリスのAmazonで買ったSUCKER PUNCHエクステンデッド・カット(邦題エンジェルウォーズ:日本での評価はひどかったけど、少女がミニスカで刀とガバメントで巨大な侍と戦うってだけで心ときめくでしょ?一次大戦下でドイツ軍と巨大ロボットで戦うって聞いただけで悶絶するでしょ?どう?ザック・スナイダーだよねっ!)、日本語版が出るまで10年待ったウォッチメン アルティメット・カットバージョン、そしてザック・スナイダーカット ジャスティス・リーグ…感無量であります。
久しぶりのブログ更新がこんなので申し訳ない。